出版社・レーベルの紹介文

役割遊びの社会的本性。役割遊びの歴史的発生。遊びの理論。固体発達における遊びの発生。幼児期における遊びの発達。遊びと心理学発達。

目次

第1章:研究対象は子どもの遊びの活動の展開形態である
■「遊び」ということば、遊びと芸術の原初的諸形態
■遊び活動の発展形態の基本的単位 役割遊びの社会的本性

第2章:役割遊びの歴史的発生について
■おもちゃの歴史から
■遊び活動の発展形態の歴史的起源

第3章:遊びの理論
■遊びの一般理論―K・グロースとF・ボイテンディック
■子どもの遊び研究の理論と問題
■ソビエト心理学における遊びの心理学諸問題

第4章:個体発達における遊びの発生
■生後1年目の運動、行為、大人とのコミュニケーションの発達
■事物を扱う行為の発達のなかでの大人と子どもとのコミュニケーションの特性と役割遊びの前提の発生

第5章:幼児期における遊びの発達
■遊びの発達の複合的性格
■役割と想像場面―遊び活動の動機づけにおけるその意義―
■役割遊びの前提を実験的に形成すること
■遊びにおける役割の発達(「自分」ごっこ、「おとな」ごっこ、そして「友達」ごっこの遊び/行為の順序を乱す遊び/遊びの発達の第1水準/遊びの発達の第2水準/遊びの発達の第3水準/遊びの発達の第4水準/役割の意味攪乱)
■事物―行為―ことば(役割遊びにおける象徴機能の問題によせて)
■遊びの規則に対する子どもの態度の発達

第6章:遊びと心理的発達
■遊びと動機的要求的分野の発達
■遊びと「認識的自己中心性」の克服
■遊びと知的行為の発達
■遊びと随意行為の発達
■付録・ヴィゴツキーのメモ